ヤノベケンジ『サン・チャイルド』光臨プロジェクト
in 福島現代美術ビエンナーレ2012 サポーター募集

※募集口数に達しましたので、募集を締め切らせて頂きます。サポーターに応募して頂いた皆様、ありがとうございました!

みんなでサン・チャイルドを福島の大地に光臨させよう!


趣旨

福島現代美術ビエンナーレ2012で、ヤノベケンジの巨大彫刻作品『サン・チャイルド』の展示を実現するためのサポーターを募集します。

■募集口数:限定200口

■支援金額:1口1万円

■サポーター特典:
(1)ヤノベケンジ福島現代美術ビエンナーレ2012特製ドローイング作品
※プリントから手描きのドローイングになりました。※ヤノベさんが200枚全部手描きします!

(2)『サン・チャイルドができるまで』展リーフレット(茨木市教育委員会、2012)
(3)ヤノベケンジ作品カタログ一冊(サイン入り)
 ①『サン・チャイルド』カタログ(Akio Nagasawa Publishing、2012)
 ②『ミュトス』展カタログ(入善町文化振興財団、2010)※品切れ品
 ③『幻燈夜会』展カタログ(大原美術館、2010)
①~③のいずれか一冊希望のものをご提供します。

■募集期間:~8月8日まで
(申し込み数が限定数に達した時点で終了いたします)

■使用目的:
『サン・チャイルド』の運搬・設営
『サン・チャイルド』の設営スタッフ交通費
本サポートシステム構築費
本プロジェクトの参加サポーターへの特典発送費 等
※詳細な使用明細は公開いたしませんのでご了承ください。

■注意事項:
(1)申し込み後のキャンセル及び返金は受付いたしかねますのでご了承ください。
(2)申し込みはクレジットカード、銀行振込に対応しています。
(3)お支払いは一回払いでお願いいたします。
(4)領収書希望の方は実行委員会までメールでご連絡ください。
(5)サポーター特典発送は8月以降を予定

■お問い合わせ:
株式会社テンポ テンポプレス内
ヤノベケンジ『サン・チャイルド』光臨プロジェクト in 福島現代美術ビエンナーレ2012実行委員会
TEL:03-6279-4975/E-mail:kenjiyanobearchiveproject@gmail.com

上記、趣旨に賛同いただき、注意事項等ご理解、ご了承の上で、下記より参加申し込みをお願いします。


※募集口数に達しましたので、募集を締め切らせて頂きます。サポーターに応募して頂いた皆様、ありがとうございました!


ヤノベケンジ
『サン・チャイルド』光臨プロジェクト in 福島現代美術ビエンナーレ2012 について

本プロジェクトは、福島在住の人々によって3.11以降初めて行われるアート・フェステバル「福島現代美術ビエンナーレ2012 SORA」(2012年8月11日~ 9月30日)の招聘作家であるアーティスト、ヤノベケンジの巨大彫刻作品『サン・チャイルド』を、メイン会場である福島空港にサポーターの協力で展示するプロジェクトです。

参加サポーターには、特製ドローイングをはじめ、『サン・チャイルド』に関する特別特典が提供されます。また、ヤノベケンジの制作準備~会場への展示へと至るリアルタイム・ドキュメントを、作家メッセージとともに登録メールアドレスに特別配信。プロジェクトの全貌をサポーターが共有できるように報告されていきます。

福島現代美術ビエンナーレ2012―SORA―


『サン・チャイルド』展示切望の声
「福島現代美術ビエンナーレ2012」実行委員長 渡邊晃一様より

希望の光! サン・チャイルド

2011年の3月11日、未曽有の大震災は、福島第一原子力発電所による事故をも引き起こしました。今、福島に住む私たちにとって放射性物質の飛散による被害は甚大な問題を抱えています。県外に避難し、生まれ育った「空と大地」に戻ることができない子どもたちが多くいます。

目に見えないものの不安な気持ちを、目に見える美術の「光」で支えていきたい。サン・チャイルが手に持つ「太陽」と、空と大地をつなぎ、しっかりと立ち上がった巨大な勇姿の子どもの像は、震災後に福島の再生、復興を目指す私たちにとって「希望の光」となる象徴的な作品です。


2012年3月11日、大阪府・茨木市モニュメントとして恒久設置されたサン・チャイルド


福島現代美術ビエンナーレ2012 SORAについて

2012年8月11日~ 9月30日、3.11以降、福島を中心とした初めてのアート・フェステバル「福島現代美術ビエンナーレ2012 SORA」が福島空港とその周辺地域で行われます。
参加アーティストは、ヤノベケンジをはじめ、オノヨーコ、Zero Reiko(ドイツ)など、国内外の作家が趣旨に賛同し参加予定となっています。

しかしながら、会期を目前として、福島大学の芸術による地域創造研究所を中心とした運営母体は、震災の影響もあって協賛がなかなか得られず、ヤノベケンジの『サン・チャイルド』のような巨大な立体物などの運搬費用などが捻出できないという事態が起きています。

ヤノベケンジの『サン・チャイルド』について

ヤノベケンジが3.11東日本大震災後に初めて制作した巨大な“希望のモニュメント”作品です。未曾有の震災に留まらず、福島第一原発事故や放射能汚染を受け、それを乗り越えるために「いま必要なアート」として、2011年10月に完成させました。『サン・チャイルド』は、これから再生・復興していくすべての人々へ力強い希望と勇気を贈り、また来たるべき新しい未来への祈りが込められた作品です。福島の地で披露されることがもっとも相応しい作品だと言えます。
また、ヤノベケンジは作家活動の初期(1990年初頭)から核や放射線汚染の社会問題を扱っています。1997年、ガイガーカウンター付放射能防護服『アトムスーツ』を自ら身にまといチェルノブイリに訪れるなど、原発事故後の実態を誰よりもよく知っているアーティストでもあります。

『サン・チャイルド』は、子どもが放射能防護服『アトムスーツ』のヘルメットを脱いで左手に抱え、右手に新しい光(太陽)を持った全長6.2メートルの巨大彫刻作品です。胸にあるガイガーカウンターはゼロを表示しています。そこには、いままさに放射能防護服が必要であるこの厳しい現実の中だからこそ、放射能防護服がいらない世界を希求しよう、と。次世代のを担う子どもが新しい希望の太陽を持ち、たとえ傷だらけになってもたくましく明日の空を見据えるという、来るべき未来像の象徴として、これまでにないアーティスト、ヤノベケンジの真摯なメッセージが込められています。

すでに、ヤノベケンジが幼少期に育ち大きな影響を受けた太陽の塔の前や、岡本太郎記念館、大阪府咲州庁舎、ビキニ環礁での水爆実験によって被ばくした第五福竜丸を設置した都立第五福竜丸展示館、阪急・大阪モノレール線の南茨木駅前、チェルノブイリ原発事故を起した旧ソ連の首都モスクワなど、ヤノベケンジと核問題に関係のある場所で展示されています。特に南茨木駅前はパブリック・モニュメントとして2012年3月11日より恒久展示されています。

ヤノベケンジは、3.11以前より福島県立美術館にて展覧会に多数の作品を出品し、3.11以降も美術館が子どもたちが安心して遊べる機能をもつ場所として行う展示及びワークショップに参加。福島大学・渡邊晃一氏による協力も得ながら継続的に現地の人々と対話をしてきました。さらに、ヤノベケンジの所属する京都造形芸術大学ウルトラファクトリーの学生やアーティスト、学外研究者とも連携して、放射能に関する勉強会「アトミックカフェ」や、乳酸菌を散布する装置によって放射線量を低減させる可能性を探る「The Cloud Tank Project」なども行ってきました。


2011年10月22日、万博記念公園・太陽の塔のある広場にて初披露されたサン・チャイルド photo: Tomas Svab

希望のモニュメント『サン・チャイルド』を福島に運ぶために

今回、福島現代美術ビエンナーレの招聘作家としてヤノベケンジが選ばれたのは必然と言えるでしょう。また、『サン・チャイルド』を生で見たいという現地の人々の多くの声も寄せられています。

しかし、全長6.2メートルの巨大な作品は、運搬費用、設置費用だけでも100万円以上かかり、それを負担する経費は福島現代美術ビエンナーレ事務局にはありません。ヤノベケンジはこのような場合、今までほとんど語ることはしませんでしたが、自身のお金を持ち出して作品を展示してきました。その費用は総額数千万円になります。しかし、このクラスの作品に自費で出費し続けると肝心な制作活動自体ができなくなってしまします。

そこで、今回の『サン・チャイルド』を「福島現代美術ビエンナーレ2012 SORA」で展示するという趣旨に賛同して下さる方からの資金的、精神的なサポートを受け付けたいと思っています。
『サン・チャイルド』光臨プロジェクト in 福島現代美術ビエンナーレ2012のサポートをして下さった方には、オリジナルドローイングのカードをはじめ、感謝の印としてサポーター特典を用意しております。

是非、福島に希望の光を届けるためにも、『サン・チャイルド』光臨プロジェクトin福島現代美術ビエンナーレ2012にご協力いただきますようよろしくお願いします。多くの人々の思いによって福島空港に降り立つ『サン・チャイルド』は希望の光となって福島のSORAを飛翔することでしょう。

ヤノベケンジ『サン・チャイルド』光臨プロジェクト in 福島現代美術ビエンナーレ2012実行委員会
(運営:KENJI YANOBE Archive Project運営チーム)

ヤノベケンジ公式サイト
KENJI YANOBE Archive Project(KYAP)サイト



<ヤノベケンジ 略歴>

1965年大阪府生まれ

1991年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了

1990年アートスペース虹(京都)にて、生理的食塩水を入れたタンクの中に鑑賞者が実際に入って瞑想することができる作品『タンキング・マシーン』(現・金沢21世紀美術館所蔵)を発表し、第1回キリンコンテンポラリーアートアワード(KPOキリンプラザ大阪)最優秀作品賞を受賞。以後、現代社会における“サヴァイヴァル”をテーマに、実機能をもつ機械彫刻作品を数多く制作。

創作の原点は少年時代に訪れた大阪万博(EXPO’70)会場の解体現場「未来の廃墟」。ユーモラスな形態に社会性のあるメッセージを込めた作品群は国内外から評価が高い。

1994年よりベルリンに活動拠点を移し、1997年より自作の放射線感知服を着て原発事故後のチェルノブイリなどを訪問する「アトムスーツ・プロジェクト」を開始。1998年帰国後も大阪万博跡地を中心に同プロジェクトを展開。2000年には、『アトム・スーツ』のヘルメットを脱いだ自画像に空也上人立像の姿と重ねあわせた作品『大地のアンテナ』を発表し、21世紀の幕開けとともに“リヴァイヴァル”へと制作テーマを移行させる。

2002年イッセイミヤケや磯崎新とのコラボレーション・プロジェクトを行い、注目を集める。

2003年国立国際美術館(大阪万博跡地)にて集大成的な展覧会「メガロマニア」を開催。この時、岡本太郎作「太陽の塔」黄金の顔まで登頂していく『太陽の塔、乗っ取り計画』を敢行するなど、『アトム・スーツ』は大阪万博のシンボルと融合すると同時に「未来の廃墟」の地で消滅した。

2004年より、子ども用の『ミニ・アトムスーツ』を来た腹話術人形「トらやん」をメインキャラクターとする作品制作がスタート。金沢21世紀美術館での滞在制作「子供都市計画」を経て、2005年豊田市美術館での展覧会「キンダガルテン」、2007年鹿児島県霧島アートの森にて「トらやんの世界」を開催。絵本やフィギア、巨大モニュメントによるパフォーマンスなど、メディアも多岐にわたり、既成のアートの枠組みを超えた創造的活動を次々と展開している。

2008年パパ・タラフマラ「ガリバー&スウィフト」では初の演劇・舞台美術を手掛け、2009年豊田市美術館にて「ウルトラ」、大阪の街並みをアート船とともに巡航するプロジェクト「水都大阪2009:トらやんの大冒険」、2010年大原美術館・有隣荘にて「幻燈夜会」、発電所美術館(富山)にて「MYTHOS」。また同年夏より、福島県立美術館では『ラッキー・ドラゴン』による作品展示やワークショップを継続的に行っている。 

現在、京都造形芸術大学教授兼ウルトラファクトリー・ディレクター。大阪府在住。